店長よりご挨拶

こんにちは! 宮城県の牡鹿半島は女川町からお邪魔します。

すこしだけ私どもの事業についてお話させてください。

牡鹿郡という地名でもわかる通り、女川町には一説によると人口以上の鹿が住んでいると言われています。 実際、夜中に家の裏の斜面を見ると、高確率で鹿の家族に会うことができます。 夜中に甲高いキーンという鳴き声が聞こえたり、とにかく鹿との距離が近い面白い町です。

これだけ鹿がたくさんいると、問題も発生します。 鹿の食害により山林にとっては深刻な害もあるそうで、有害駆除としての鹿猟が定期的に行われています。

愛らしい姿の鹿ですが、実際に猟の対象として考えると難しい面もあり、せっかくとらえた鹿の多くは利用されることなく廃棄されてしまいます。(鹿肉として利用されるケースもありますが、歩留まりが悪く、処理が難しいことから少数にとどまっています。皮についても素材として一筋縄ではいかないそうです。) 鹿に関わる多くの方が、こういった状況に対して様々な活動をされています。

私たちはそういった状況に対して、少しでも鹿素材に付加価値をもたせて販売することで天然素材を有効活用できればと考えています。

お店の始まりは、女川町を訪れた愛犬家の方の言葉がきっかけでした。「せっかく犬と散歩して楽しい町があるんだから、犬用のお土産でもあれば面白いよね」とおっしゃっていただきました。 それならば土地に関係の深い鹿から何か始めていこうじゃないかと活動を開始しました。

女川町は天気の良い休日には多くの犬連れの観光客の方が散歩されています。

私たちの鹿角を通じて、愛犬家の皆さんと多くの縁ができればと考えております。